屋根の雪下ろし

屋根の雪下ろし

雪国に住まれている方が毎年経験する雪下ろし。やらなくていいものならやりたくない、誰もが憂鬱になる雪下ろし。雪で家がつぶれてしまうこともあるので、雪下ろしをせざるを得ないのが現状ですが、雪下ろしによる事故は毎年のように発生し跡を絶ちません。
雪下ろしの基礎知識を説明していきます。安全に雪下ろしを行うためにも参考にしてください。


雪下ろしの方法

雪下ろしの方法
出典:http://www.furano-
melon.jp/blog/

雪下ろしには大きく分けて5つの手順があります。
ここでは、手順について簡単に説明いたします。

1、雪下ろしを始める前に

1、雪下ろしを始める前に
雪下ろしを始める前に、雪の積もり具合を確認しましょう。どこから登るかどこに雪を下ろすかなど、雪下ろしを安全に行うためにも決めておきましょう。また、窓ガラスや灯油タンクなど壊れやすいものが下にある場合は、板をかぶせるなど対策を講じましょう。勾配屋根では、雪止めの有無を確認します。雪止めのない勾配屋根の作業は危険ですので、雪止めを設置するか専門業者に依頼などしましょう。

2、はしごの固定・足場の確保

2、はしごの固定・足場の確保
はしごがずれないように、棟か軒の位置に真っ直ぐ立てます。安定しているからと1人で登ることはせず、必ず地上ではしごの補助をしてもらいましょう。また上るときに足が滑らないように靴底の雪を落とし、道具を持って登るとバランスを崩してしまうので屋根に上った後に渡してもらうようにしましょう。

3、アンカー(命綱の固定場所)の強度確認

3、アンカー(命綱の固定場所)の強度確認
アンカー(命綱の固定場所)は使用する前に強度があるか確認しましょう。

4、ハーネス(安全帯)とつなぐ

4、ハーネス(安全帯)とつなぐ
屋根に上がったら、アンカーと命綱をつなぎ、命綱を屋根から落ちない長さに調節した上で、ハーネス(安全帯)とつなぎます。命綱の長さは軒先から1mほど、雪庇を落とす際は50cm程度になるよう調整します。

5、雪下ろしを行う

5、雪下ろしを行う
屋根が見えるまで雪を下ろさないように10cmぐらい厚みを残して雪下ろしを行いましょう。全部下ろしてしまうと、屋根材で滑ってしまう恐れがあります。

雪下ろしの道具

雪下ろしの道具

雪下ろしには、昔からある道具から新しく開発された道具まで様々な道具があります。
用途に合った道具で、正しく安全に作業を行いましょう。

1、スコップ

1、スコップ

丸型は固い雪には適していますが、あまり量を運べないという欠点があります。多くの家庭は四角いスコップを使用しています。素材は鉄・アルミ・プラスチックといった物がありますが、プラスチックは軽くて使いやすい反面、固まった雪には適していません。

2、スノーダンプ

2、スノーダンプ
出典:http://www.joetsutj.com/

除雪はもちろん、屋根の雪下ろしにも最適なスノーダンプ。金属製が主流でしたが、近年では、女性でも扱えるようにと軽量かが進み、プラスチック製のスノーダンプ(通称:ママさんダンプ)が登場しています。

3、雪庇切り

3、雪庇切り
出典:http://blogs.yahoo.co.jp/utsugi788

雪が解けて一気に屋根から落ちてくると、軒が重みで壊れてしまうことがあるので、その前に、軒にぶら下がっている雪やつららをこの道具を使って落とします。

4、樋(とよ)

4、樋(とよ)
出典:http://blogs.yahoo.co.jp/kinzokuyanezai

屋根の雪下ろしの際、滑り台のように雪を下ろす道具です。樋を使うことで、落としたい場所に雪を落とすことができます。

雪下ろしの注意点

雪下ろしの注意点

雪下ろしで発生する事故の主な特徴は、高齢者の事故、屋根やはしごからの転落、1人で作業中の事故などが挙げられます。「自分は大丈夫」と過信することなく、以下のようなことに注意し、しっかりと準備をした上で事故のない雪下ろしを心掛けましょう。

1、気温や風量などの天候

1、気温や風量などの天候雪下ろしも適した日・適さない日があります。気温が0℃を超える日や日差しが強い日は、屋根の雪の底面が解け、大変滑りやすくなっています。ケガをしないためにも気温の低い日を狙って作業を行いましょう。また風が強い日や吹雪の日もバランスを崩したり、足を踏み外す恐れがあるので、避けましょう。

2、1人で作業を行わない

2、1人で作業を行わない雪下ろしで発生する事故の多くは1人での作業中に発生しています。雪下ろしは明るい時間帯に行い、2人以上で行うようにしましょう。はしごを支える、道具を渡してもらう役割だけではなく、万が一を備え、作業中は声掛けを行って作業をするようにしましょう。やむを得ず1人で行う場合には、家族や近所の人に声を掛けてから作業を始めるようにしましょう。

3、屋根の素材・勾配

3、屋根の素材・勾配積もった雪が落ちやすくするために屋根の素材が金属板になっており、滑らかになっているせいで、滑りやすくなっている場合があります。滑りにくくても、勾配の角度が大きいと足元が不安定になり危険です。また、平らになっている無落雪屋根では転落の恐れがあるので、端や雪庇には近づかないようにします。物置や車庫の屋根も低いからと油断しがちですが、家の屋根と同じ素材で出来ているということを頭に入れて作業を行いましょう。
命綱を使う・ヘルメットの着用・長靴にすべり止めを付けるなど、安全管理を徹底しましょう。

4、落雪にも気をつける

4、落雪にも気をつける屋根の雪下ろしに夢中になり過ぎて、屋根の下の通行人の存在を忘れがちになってしまいます。 通行人はもちろん、周りの安全に気を配りながら作業を行いましょう。

雪下ろしの目安・タイミング

雪下ろしの目安・タイミング
出典:http://blogs.yahoo.co.jp/jamobasan2525

雪の重さは、どれだけ湿っているかによって変わってきます。湿っている雪や氷のように固められた雪の重さは、1立法メートル当たり、500kgにものぼると言われています。湿った雪や根雪が1m積もると、その重さは軽自動車1台分にもなります。こまめに雪かきをすることが大切ですが、「大雪のおそれ」や「大雪」と予報された場合、「雨」の予報にも気を付けましょう。雨が降ると水分を含んでしまいますので、さらに重くなってしまいます。そうなる前に雪下ろしを行うのがベストですが、くれぐれも無理のないように作業をしましょう。

雪下ろしのボランティア

雪下ろしのボランティア
出典:http://matome.naver.jp/odai/2135437398566127401

雪が降る山間部などでは過疎化が進むだけではなく、高齢化社会が深刻な状況となっています。特に一人暮らしの高齢者が多く、雪下ろしがままならない家庭が増えています。
そこで作られたのが「雪下ろしのボランティア」です。ボランティアに登録をすると、活動の1~2週間前に連絡が届くので、参加する場合は地元の方の指示に従い、高齢者の方が住む家をメインに道付けの除雪を行う、屋根の雪下ろしを行う(アンカーが設置されている場所に限る)など行います。
雪下ろしは、「越後雪かき道場」にて中級を習得できた方のみが行えます。「越後雪かき道場」とは、新潟県の除雪ボランティア「スコップ」で開いている道場で、除雪ボランティア向けの安全教育や技術講習を行っています。中級クラスになると、雪下ろしをすることが可能となり、上級では、より広範囲に大量の除雪が行える、小形除雪機械とホイールローダ(3t以下)の操作技術を学べます。
新潟以外にも、福島や北海道、新潟や岐阜(飛騨)などでボランティアの募集を行っています。なお、ボランティアなので、防寒具や着替え、食事や雪かきする道具などは持参する形になります。
また、ボランティアではなくアルバイトとして雪下ろしの人員を募集していることもあります。

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