金属屋根について

屋根材には材質や、形状などさまざまな種類があります。ここではよく使われる屋根材の一つである金属屋根を見ていきます。金属屋根の種類、形状、特徴といったポイントを説明します。

金属屋根の種類

まずは、金属屋根の種類について説明していきます。金属屋根のもととなる資材で分類された5の種類をご紹介します。

トタン屋根

トタンは鉄板を亜鉛めっきで覆ったもので、それを屋根材として用いたのがトタン屋根です。亜鉛の犠牲防食作用を利用して、鉄板のみの場合よりもさびにくく加工したものです。比較的安価なので、工場や倉庫に多く利用されています。

ガルバリウム屋根

ガルバリウム鋼板は55%のアルミニウムを含む亜鉛合金でめっきしょりされた鋼板です。めっき層にアルミニウムを含んでおり、トタンの約5倍の耐久性と熱反射性をもちます。もとの表面は銀白色ですが、塗装を施すことで、耐久性を向上させ、カラーバリエーションも豊富になります。近年一般住宅で多く使われています。

ステンレス屋根

基材にステンレスを使用した鋼板を屋根材にしています。耐久性・耐食性・強度に優れています。表面に塗装を施すことでさびを防いで使用します。非常に高価なので、住宅にはあまり使用されていません。

銅屋根

銅板は伸縮性・加工性が高く、大気中で保護膜を形成するので、高い耐久性を持ちます。空気に触れると酸化し、色の変化が起きます。この変化は、地域や環境によって異なります。

チタン屋根

チタン板は軽量で、強度・熱反射性にも優れた屋根材です。高価で加工性にやや劣るという面もありますが、浅草寺の屋根に使われたこともあり、注目されています。

金属屋根の形状

金属屋根は葺き工法にも種類があります。ここでは4つの葺き方をご紹介します。

瓦棒葺き

屋根の流れ方向に取り付けられた瓦棒心木を継目として、長尺の金属板を組み合わせる工法です。瓦棒心木を使用しない工法もあります。急なこう配を必要としないので、金属屋根で一般的に取り入れられています。

立はぜ葺き

屋根の流れ方向に長尺の金属板を配置し、両端部のはぜ同士を締め付けて組み合わせる工法です。外見は瓦棒葺きと似ています。

平葺き

小単位の金属板を重ねて、4方向に曲げられたはぜで金属板を組み合わせる工法です。一文字葺きや菱葺きなどがあり、それぞれ異なった外見を作りだします。

折板葺き

波型に加工された金属板で屋根を敷く工法です。工場や倉庫などの鉄骨の建物の屋根としてよく使われています。

金属屋根の特徴

デザインの自由度が高い

金属屋根は重ね合わせで葺く瓦や、スレートと違い、雨水の浸入する隙間がありません。そのため、勾配の緩い屋根にも用いることができます。また、加工性が高いので、曲面の屋根にも対応することができます。


断熱性能が低い

金属屋根は熱伝導率が高く、断熱性能が低いというとくちょうがあります。その弱点を補うために、小屋裏換気、屋根通気工法は効果的です。

屋根面の日射熱の吸収を抑える処理も重要です。明るい色にすることで日射反射率が高くなり、遮熱性能が高まります。ただ、近隣への屋根の照り返しには注意が必要です。

響く雨音

金属屋根の特徴として、遮音性の低さが挙げられます。そのため雨音が室内に伝わりやすく、金属板の裏側に断熱を兼ねて、制振材を張り合わせるなどの対策が必要となります。用途や、シチュエーションによっては、雨音が情緒的な雰囲気を醸し出すので、あえて対策を施さないといった場合もあります。

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