スレート屋根について

屋根材にはおもに、瓦屋根、スレート屋根、金属屋根があります。それぞれ特徴があり、メンテナンスの必要性なども考慮する必要があります。屋根材のなかでも、瓦屋根と並んでよく使われるのがスレート屋根です。スレート屋根の種類、特徴、について説明します。

スレート屋根の種類

まずは、スレート屋根の種類について説明します。大きく天然スレートと化粧(彩色)スレートの二つに分類できます。

天然スレート

天然スレートは天然鉱物である粘板岩(玄昌石)を約5ミリメートルの薄い板状に加工した屋根材です。国内ではほとんど使用されていませんが、ヨーロッパでは古くから屋根材として使用されています。

自然の風合いが美しく、高級感があるのが特徴です。重量が重いため、耐震設計を考慮する必要があります。 希少性が高いので、屋根材として高価なのに加え、割れやすいので施工にも高い技術が必要で、施工費用も高くなってしまいます。そのため、日本ではあまり使用されていません。

化粧スレート

化粧スレートは主原料にセメントと繊維材料を用い、約5ミリメートルの薄い板状に加工した人工的な屋根材です。スレート系屋根の大部分がこの化粧スレートです。薄い板状で重量も軽いので、運搬しやすく、施工費用も安くてすみます。

スレート屋根の形

人工的な化粧スレートには平形と波形の2種類の形があります。

1、平形

文字通り平な化粧スレートで、一般住宅に広く使用されています。豊富なカラーバリエーションと、化粧加工されたパターンが特徴です。雨水の浸入を防ぐために、重ね合わせを行うため、3寸程度の屋根勾配が必要となります。

2、波形

断面の形状が波のかたちをした化粧スレートです。施工性は高いが、継目や重ね部分が目立つため、一般住宅ではあまり使用されません。倉庫や工場など、面積の大きな屋根に使われるのが一般的です。

2、波形

スレート屋根の特徴

化粧スレートの代表的な特徴は以下の4つです。

1、コストパフォーマンスが高い

1、コストパフォーマンスが高い


瓦屋根と比べると、一般的には屋根材の価格も安く、施工費用も安くなります。

2、デザイン性が高い

2、デザイン性が高い


化粧スレートはカラーバリエーションも豊富で、デザイン性が高いという特徴があります。

3、重量が軽い

3、重量が軽い


瓦と比べると重量は約2分の1と軽いので、耐震性に優れ、設計への負担も少なくてすみます。

4、メンテナンスが必要

4、メンテナンスが必要


化粧スレート屋根は、表面が塗装されています。本来の耐久年数まで使うためには、定期的な塗り替えなどのメンテナンスが必要です。

アスベスト(石綿)とスレート

以前は繊維素材としてアスベスト(石綿)が用いられている化粧スレートと、アスベストの入っていない化粧スレートがありました。2005年以降は販売が禁止されているので、現在の化粧スレートはすべてノンアスベストに変わっています。

しかし、それ以前の建物では注意が必要です。化粧スレートでは、アスベストが固形化されるので、人体への影響はないとされていますが、撤去時は規則に従って飛散抑制作業をしなければなりません。

古い化粧スレートを改修される際は、撤去の必要がなく、上から新しい屋根材を葺くカバー工法の検討もおすすめです。

カラーベスト・コロニアルってなに?

よく耳にする「カラーベスト」「コロニアル」ですが、これはどういった素材なのか。実はカラーベストもコロニアルも、元々は化粧スレートの商品名で、その固有名詞が一般化され、現在ではスレート屋根を指す言葉として使われている場合があります。

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